9月からの東進生活

夏が終わるとき、何を持って教室に戻ってくるか

九月、ここからが本番 ―

こんにちは。東進衛星予備校 飛騨高山校の校舎長です。

八月の終わり、自習室の椅子の並びを見ると、この夏どれだけ座り続けたかが分かります。日焼けした顔で最後まで残っていた生徒、模試の結果に悔しがっていた生徒、一冊をようやく閉じられた生徒。

ひとまず、お疲れさまでした。

ただ、ここではっきりお伝えしておきたいことがあります。

夏はゴールではありません。九月からが、実は一番差がつく時期です。

そして今年の九月は、もう一つ大事な予定があります。九月二十四日から二十九日まで、前期期末テストです。この一週間をどう乗り切るかで、後期の立ち上がりがまったく変わります。今日は「テスト前」「テスト期間」「テスト後」の三段階に分けて、学年別にやるべきことをお伝えします。

高校1年生 ― 「解ける」を「速く解ける」に、そしてテストで結果を出す

1. 九月前半:高速マスター英単語1800と基礎定着演習を、いつも通りのペースで進める

夏休み中の習慣が崩れていないか、まず自分で確認してください。テストが近いからといって、この二つを止めないこと。むしろここが崩れると、テスト前に一気にしわ寄せが来ます。

2. 九月十七日ごろから:学校の前期期末テスト範囲に、受講の比重を寄せる

一年生のうちは、定期テストの結果がそのまま基礎学力の証明になります。テスト範囲に対応する講座を優先し、四日から五日間はテスト対策に集中してください。

3. 九月三十日から:テストで見えた弱点を、その週のうちに講座で埋め直す

テストが終わったら結果を見て終わりにしないこと。間違えた単元をその週のうちに講座で確認し、後期のスタートに持ち越さないようにしましょう。

高校2年生 ― 受験学年の入口で、テストにも本気を出す

1. 九月前半:定石演習と夏の模試の解き直しを、テスト前に終わらせる

八月の共通テスト本番レベル模試の解き直しは、テスト期間に入る前の九月中旬までに完全に終えてください。ここを持ち越すと、テスト対策との両立が苦しくなります。

2. 九月二十四日から二十九日:テスト期間中も受講の遅れをゼロで維持する

テスト対策に集中する期間ですが、受講を完全に止めてよいわけではありません。一日十五分でもよいので、高マスと定石演習の手を止めないでください。ここで一週間止まると、戻すのに二週間かかります。

3. 九月三十日から:後期の授業進度に合わせて、定石演習の範囲を広げる

テストが終わったら、学校の後期の進度に合わせて定石演習を新しい単元にも広げていきます。止まった時点が、そのまま弱点になります。

高校3年生 ― 「間に合わせる」から「仕上げる」へ、テストは最短で片付ける

1. 九月前半:共通テスト過去問演習と二次私大過去問演習を、量から精度へ切り替える

八月までに積んだ演習量を、九月からは点数に変える段階に入ります。間違えた問題の原因を、一問ずつ言葉にして潰してください。

2. 九月二十四日から二十九日:前期期末テストは最短時間で片付け、演習の手を止めない

三年生にとって、この一週間で受験勉強を完全に止めるのは大きな損失です。テスト対策にかける時間をあらかじめ決め、それ以外の時間は必ず過去問演習にあてる。テスト前だからといって受験勉強をゼロにする生徒と、両立させる生徒とで、十月以降の伸びがはっきり変わります。

3. 九月三十日から:インプット系の受講が残っていれば、後期に入る前の一週間で完全に片付ける

夏で終える約束だったインプット講座が残っている場合、この週で必ず終わらせてください。十月以降は演習に完全移行するための、最後の猶予期間です。

4. 九月から:仕上げ特訓(単元ジャンル演習)の申し込みを進める

夏までの演習で見えてきた一人ひとりの弱点を、単元・ジャンル単位でピンポイントに埋めていく講座です。過去問演習だけでは拾いきれない穴を、この時期から仕上げ特訓で並行して潰していきます。面談で対象講座を確認し、九月中に申し込みを済ませてください。

保護者の皆様へ

まず夏を越えたお子様に、「よく頑張ったね」の一言をかけていただければと思います。そのうえで、九月二十四日からの前期期末テストについて、もう一点だけお願いがあります。

テスト前は誰でも受験勉強の手が緩みがちです。ですが、テスト対策と受験勉強を完全に切り分けて「テストが終わるまでは受験勉強を休む」という状態になっていないか、ご家庭でも様子を見ていただけると助かります。校舎でも、テスト期間に入る前の面談で一人ひとりに時間の配分を確認いたします。

九月は、夏にやり切った生徒にとっては加速の月であり、やり残した生徒にとっては取り戻す最後のチャンスの月です。そこに前期期末テストという関門が重なりますが、これも受験勉強の一部として乗り越えていきましょう。

まずは九月最初の一週間、いつも通りの時間に教室の扉を開けること。そして九月三十日、テストを終えて後期の扉を開けるときに、受験勉強が一日も止まっていなかったと言えること。そこから、本当の後期が始まります。

校舎でお待ちしています。

東進衛星予備校 飛騨高山校 校舎長 上野